2023年9月19日「便器って、交換する必要あるの?」便器の交換時期とは?
「シャワートイレは壊れたら買い替えるけど、陶器でできている便器も壊れるまで使ってていいの?それとも、ある程度使ったら交換したほうがいいの?」
こんな質問をお客様からいただくことがあります。
今回は、このご質問にお答えします。
壊れるまで使えるのかどうか?で言うと、その気になれば、便器が割れることなく、お水で流すことさえできれば、使い続けることが可能です。
一方で、住宅設備メーカーによると、おおむね10~15年程度で、交換することを推奨しています。
例えば、TOTOが公表しているメンテナンススケジュールでは、13年程度で便器も含めたトイレ設備一式の交換を検討することを推奨しています。
自動車メーカーなどと同じく「買い替えを促したい」という意識もあると思われますが、「交換を検討するだけのメリットも大きいのですよ」という提案でもあるようです。
それでは、
古い便器をそのまま使い続けるよりも新しい便器に交換したほうがいい
メリットをご紹介しましょう。
- トイレも進化している。節水、掃除しやすい、キレイをキープ…トイレがより良くなる。
- 気になる汚れや嫌なニオイを元から断つことができる。
- 計画的に交換すれば、じっくり検討でき、選択の幅がひろがる。
- 壊れたら数日間使用できなくなる。計画的に交換すれば、使用できない日は1日で済む。
詳しくご紹介しましょう。
1.トイレも進化している。節水、掃除しやすい、キレイをキープ…トイレがより良くなる。
最も進化しているポイントは、なんといっても節水。
例えば、TOTOのネオレストなら、20年ほど前のタイプと比べると、使用する水量は半分に、30年程度前のものになると、なんと3割ほどの水量で済んでしまいます。
3割で済む30年ほど前のタイプと比べると、コストも年間1.5万円も違ってきます。
これから水道代も上がるし、そもそもエコじゃないのも気になりますよね。
さらに、暖房便座や温水に使用する電気も節電が進んでいます。
同じくTOTOのネオレストに搭載されているタイマー節電を使うと、使用しないときには電源をオフにしてくれるので、年間5千円程度の節電になります。
おまかせ節電にすれば、トイレが普段使用されるパターンを学習し、それに合わせて温水と暖房便座の温度を下げ、節電をしてくれるので、煩わしい設定も必要ありません。
モノによっては、節水と節電で年間2万円もカットできる場合もあるのです。
エコなだけでなく、汚れが付きにくい、掃除がしやすい機能も強化されています。
例えば、この便器。
床が浮いているので、掃除機でもクイックルワイパーでも水拭きしたとしてもとっても楽ちん。背面のキャビネットがあるから、コードや配管がホコリまみれになることもありません。
便器だって、進化しています。
これはTOTOの商品特長ですが、使うたびに自動で除菌してくれたり、少ない水量で効率よく汚れを洗い流す水流の仕方を採用していたり、フチのない形状の便器でふき取りやすい工夫がなされていたり。
これだけ汚れにくく、掃除がしやすければ、キレイをキープするのはたやすいと思います。
2.気になる汚れや嫌なニオイを元から断つことができる。
トイレのニオイは便器からだけでなく、壁や床、天井などにしみついてしまっているので、たとえ便器だけを変えても嫌なニオイがなくなるとは限りません。
とはいえ、便器を変えずに内装だけ変えるということもまずありません。
便器を交換するときは、内装を一新する大チャンスなのです。というか、便器だけ変えて内装を変えないというケースはかなりレア。だから、便器を交換するときは、内装もセットで交換することになるので、新築の装いを取り戻せます。
汲み取り式だったり、排水に問題があるような場合を除けば、嫌なニオイも気になる汚れも一掃されますよ。
3.計画的に交換すれば、じっくり検討でき、選択の幅がひろがる。
トイレといえば、TOTO、LIXILのINAX、アラウーノでおなじみのPANASONICの3社で9割以上を占めます。
各メーカーがしのぎを削り、お客様に選ばれるよう、日々精進を重ねています。
そんな優良商品をじっくり選ぶことなく、壊れたからと言って、すぐに手に入る予算にあったものをテキトーに選ぶなんてもったいない!
きちんと調べて、ショールームに足を運んで、納得の一台を選んでいただきたいものです。
4.壊れたら数日間使用できなくなる。計画的に交換すれば、使用できない日は1日で済む。
自宅のトイレが使えなくなるなんて、なかなか想像できないかもしれません。壊れると現実のものとなります。「近くにコンビニがあるから何とかなる」かもしれません。でも、就寝中、いきたくなったら、どうしましょう?身支度してから行くなんて・・・考えたくありませんよね。トイレの交換は計画的に、余裕を持ってやることをお勧めします。
毎日、家族みんなが何度も使うトイレは、“清潔・快適”をキープしておきたいもの。
「トイレに行くのが不快だな」と感じたら、便器の交換を含むトイレリフォームをご検討ください。
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