「洗面化粧台の洗面ボウルにヒビが入るなんて！」

と驚かれる方も多いかと思いますが、珍しいことではありません。

毎日使う洗面化粧台、化粧品の瓶や、シェーバー、ドライヤーなど、ちょっとした重みのある物を落としてしまったり、寒い冬に熱湯を流してしまったりすると、ヒビが入ってしまうのです。

穴が空くほどに割れてしまったら、これはもう、交換するしかありません。

洗面ボウルの交換は、素人仕事ではなかなか難しいので、専門業者に依頼するのが良いでしょう。

水道修理受付センターに、ぜひご相談ください。

ご要望をお聞きし、親切丁寧に、交換部品の選択からご提案させていただきます。

洗面化粧台のボウルは、主に3種類の素材でつくられています。

陶器、人造大理石、ホーローの三種です。

簡単に特徴をご紹介すると、

陶器は、お掃除しやすく、変色せず、価格も手頃。ですが、割れやすいという弱点があります。

人造大理石は、樹脂でつくられていて、一体成型が可能なので、カウンターとつながっていたり、切れ目がないといったメリットがあります。

一方で、変色しやすく、経年変化により、古びた感じになるのが弱点。

ただ、人工大理石にも、アクリル系とポリエステル系の2種類あり、前者は、上記の弱点を克服したものですが、それだけに金額ははります。

「ひび割れなので、交換するほどではない」

そんな時には、まず、ご自分で修理できるのかを検討しましょう。

単なるヒビ割れだからといって、放っておくと、汚れが染み込み、場合によっては、内部に水が入り込み、水漏れや腐食の原因になる場合があります。放置は厳禁と心得ましょう。

洗面化粧台ボウルのヒビ割れをご自分で修理する時に必要になるのは、割れを覆うための接着剤。調べてみると、

ありました。

左がコニシのホーロー補修用、右がセメダインのシールです。

セメダインのシール材、用途に陶器、人造大理石の記述はありませんが、問い合わせたところ、両方とも使用可能とのこと。

ただし、水を流しながら使用する分には問題ありませんが、水をためて洗顔するなどの目的では、お勧めできませんとこのこと。

ホーロー用補修材にも、浴槽には使えません。という注意書きがあります。

要は、水を溜めて使う浴槽やスロップシンクなどの場合、接着剤で割れを防いでも、水漏れを完全に防ぎ、安全にお使いいただくのは難しい、と考えていただくのが無難だと思います。

洗面化粧台の場合、水を溜めて使うことが少ない、あるいは、水を溜めて使うことがあっても、水が溢れるのを防ぐオーバーフローよりも上にヒビがある場合は、接着剤を使って補修しても、水漏れなどの危険がないため、ご自分で補修しても問題ないと言えそうです。

ということで、水を溜めて、つけおき洗いをしたりする場合は、安全を期し、洗面ボウルの交換を検討されることをお勧めします。

水を溜めて使うことはない、あるいは、水を溜めても、水面よりもひび割れが上にあるという場合は、ご自分での補修を検討するのが良いでしょう。

洗面化粧台ボウルの寿命15年程度と言われています。

使おうと思えば、割れさえしなければ何年でも使えそうですが、ご家族全員が毎日使うのが、洗面化粧台です。定期的なお掃除が欠かせませんが、水まわり設備の中で最も掃除がしにくく、汚れやすいのも洗面化粧台だと思います。

また古い洗面化粧台は機能的にも劣るケースが少なくありません。

「水とお湯の蛇口が分かれていて、適温にするのに苦労する」

「収納が少なくて、モノがあふれる。それが汚れの原因にも！」

「三面鏡だと、背面もチェックできるのに・・・」

「鏡が曇ってよく見えない時がある・・・」

などなど、最近の洗面化粧台なら、上記のような問題をすべて解決してくれます。

さらに、最新の洗面化粧台は、複雑な形状を改め、スッキリとして、お掃除しやすく、キレイをキープできる商品も多数揃っています。

ひび割れに加え、汚れや変色、キズなどで気持ちよく使えなくなってきた、と思ったら、交換されることもご検討ください。

ご相談は、水道修理受付センターまで。

ご連絡、お待ちしております。