ご家族の人数が多く、お風呂の時間が重なるからとか、お風呂はスポーツクラブで入るからとか、お風呂に浸かる習慣がないから、といった理由でシャワールームを設置したいというご要望が増えています。

シャワールームを設置するメリット

・省スペース

湯船のあるユニットバスに比べ、圧倒的に狭いスペースでの設置が可能です。ユニットバスの場合、標準サイズは2畳ほとですが、シャワールームであれば、その1/4、半畳サイズで設置が可能。脱衣室を含めて、最小で一帖の押入れがあれば設置できます。

・ユニットバスに比べると安い

必要な工事内容にもよりますが、多くの場合、半分以下の費用で設置することが可能です。

・掃除がしやすい

平面的な構造で、洗面器や椅子なども使わなければ、掃除がとっても楽です。最近のパネルはさっと洗い流すだけで綺麗になるものもありますが、湯船があるとどうしても湯垢を気にしなければなりません。

カビを防ぐために、乾燥させる場合も、面積が狭いので乾燥時間が短くて済み、衛生的です。

・介護が必要な方がいるお住まいにも便利。

介護する必要がある方をお風呂まで移動するのはひと苦労。そんな時に、寝室の近くにシャワールームを設置すれば、移動が楽になり、スムーズに入浴できるようになります。

デメリットは？

・上階だと、下に音が響く。

一戸建ての2階にシャワールームを設置すると、水が落ちる音や排水の音が気になります。音がしても問題の少ない位置にレイアウトする必要があります。

・新規に設置する場合は、配管を延長する必要があります。給排水設備がなく、既存の設備から離れている場合は、設置が困難だったり、思いのほか費用が嵩む場合があります。

・漏水に注意が必要。

特に木造の場合、漏水は家を腐らせ、寿命を縮めることに直結するので、防水工事をしっかり行うなど、間違いのない工事を行う必要があります。

・築年数が古い場合は、設置できない場合もある。

古い住宅の中には、老朽化により床の強度が足りない場合も少なくありません。設置する際には、現場の状況をしっかり把握して、可否の判断をする必要があります。

シャワールーム設置には2通りの方法がある

在来工法とユニット工法

在来工法とは、シャワールームを設置したい場所に防水加工をして、壁や床にタイルやパネルなどを使って職人さんが手づくりしながら設置する工法です。

シャワールームにする場所を決めてから、その場所のサイズにあわせて製品を購入するため、こだわりのあるシャワールームを創り上げることができます。

製品の規格におさまらないオリジナリティが出せる一方で、費用がユニット工法と比べて高くなる傾向があります。また、工事の内容によって、漏水が発生しやすいようです。

ユニット工法

ユニット工法は、ユニットバスと同様に工場である程度までカタチにしたユニットを住宅まで運び、現場で組み立てて施工する工法です。シャワールームのユニットは、壁と床が一体型になっているためすき間が無く、防水性に優れています。

特にこだわりがなければ、ユニット工法をお勧めします。

ユニットシャワールームいろいろ

基本性能がしっかりしたTOTO

半畳サイズで、押入れを利用したユニットシャワールームも用意がある、TOTOのシャワールーム。節水しながら軽快な浴び心地を楽しめるコンフォートウェーブシャワーや、乾きやすいからカビにくいからり床、炭素の力で水垢のこびりつきを抑えるお掃除ラクラク鏡など、基本的な機能をおさえています。

ジャストサイズを選べるタカラスタンダード

シャワールームを設置しようと思う場所は様々ですが、一般的なシャワーユニットは、規格サイズが決まっていて、無駄なスペースが出てしまったり、入らなかったりする場合があります。タカラスタンダードの、「ぴったりサイズシャワーユニット」なら、2.5cm単位でサイズオーダー可能なので、無駄なスペースを出すことなく、ジャストサイズで、オーダー可能です。

さらに、低い天井や、梁のある凸部分、こう配のある屋根、による制限も対応可能なので、ほとんどのケースで無駄なく設置することができると思います。

リラクゼーションを重視したリクシル

ワンランク上のシャワールームを提案するのがリクシルのシャワーユニットNS。座ってシャワーを浴びる、ベンチ付きタイプが人気です。

全身を包み込んでくれるような広がりのあるお湯を実現したオーバーヘッドシャワーや、落下するお湯で心地良い刺激が味わえる、打たせ湯を搭載したアクアタワー。身体の横から浴びるシャワーパネル なども選べます。（アクアネオ）

全身を温めるシャワーが非日常を感じさせ、極上のリラクゼーションを満喫できます。

シャワールームが欲しい！と思ったら、どんなシャワールームがいいか？という商品選びももちろん大切ですが、長く安心して使うためには、施工会社選びがキモです。

シャワールームが欲しい！と思ったら、安心の水道局指定工事店、水道修理受付センターにご相談ください。親切丁寧に、対応させていただきます。