昔ながらの水洗トイレには、タンクの上に手洗いが付いていました。

トイレが済んだ後、洗い流すためだけに水道水を流すなんてもったいない！それなら、タンクに貯める前に、手も洗えたら便利だし、節水にもつながる・・・。

とっても合理的な仕組みですよね。

でも、一方で、水を受けるボウルにホコリが溜まったり、水垢がついたり、変色したりして、汚れが目立ちやすいとか、手を洗うと水がはねて壁や床を濡らすとか、小さな子供やお年寄りには使いにくいなどのデメリットもありました。

現在の水洗トイレは、節水しながらもしっかり流すパワーが備わっているので、手洗器は別に設けるのが主流になりました。

そこで、今回は、手洗器の新設を検討されている方に、どんな商品が用意されているのかをご紹介しましょう。

まずは、トイレ全体をリフォームされる方におすすめしたい、トータルコーディネート。

トイレの手洗器（水栓、ボウル）に加え、ペーパーホルダーやリモコン、タオル掛けなどの必要なパーツを、カラーコーディネートも含めて選べます。

トイレの広さに合わせて、レイアウトを決め、カウンターのサイズ、手洗器、その他のパーツをそれぞれお選びいただきます。

こちらはブラックのトーンで揃えた例。

いずれもTOTOの事例ですが、LIXILでもキャパシアというシリーズでトータルコーディネートが可能です。

全体を1つのメーカーで統一すると、ちぐはぐな感じになるリスクを減らせます。

一方で、オリジナルなトイレのインテリアを楽しみたい！という場合は、それぞれ、気に入ったものをお選びただいても良いでしょう。

ただし、水栓とボウルを別メーカーの商品で、といった場合などは、工事の際に問題ないかどうかをしっかりチェックしましょう。

続きまして、手洗器単体の商品を新設する場合。

一番シンプルなのは、ブラケット式といわれる、壁に取り付けるタイプです。壁の内部に余裕があれば、埋め込み型にすることもできるので、間口が狭いトイレの場合は便利です。

ただし、壁の内部に水道管を設置することになるので、お住まいの構造によっては工事ができない場合もあり得ます。

そんな時には、置き型タイプやカウンタータイプをお選びいただくことになるでしょう。

ブラケットタイプをお選びいただく場合に、ぜひ検討していただきたいのがこちら。

必要な機能を手洗いに集約してスッキリさせたオールインワン手洗です。

タオル掛け、ペーパホルダーに加え、石鹸などを置けるミニカウンターも備わっています。

別々に設置したケースと比較すると、

スッキリ具合をおわかりいただけると思います。

こちらは、LIXILの商品です。

このオールインワン手洗は、特に狭いトイレに設置する場合にお勧めです。

出入りする際に、邪魔になりにくいスマートな設計です。

「せっかく手洗を増設するなら、ボウルや水栓にこだわりたい」という方もいらっしゃると思います。

こちらは、信楽焼の陶器を埋め込んだ、趣のある手洗器。

手洗器ひとつで、トイレの雰囲気をがらりと変えることができます。

一方、陶磁器の弱点は、衝撃に弱く割れやすいこと。

特に、手洗器が割れた、あるいはヒビが入ってしまった、という経験がある方にとっては、見た目よりも割れない手洗器がいい！という方もいらっしゃると思います。

そんな方にお勧めなのがこちら。

見た目ではわかりませんが、パナソニックの有機ガラス系のスゴピカ素材で造った手洗器です。

航空機の窓などにも使われている軽くて強い素材なので、重量のあるモノを落としても簡単に割れるようなことはありません。

また、通常のボウルは、排水口に金具が使われますが、パナソニックの排水口は一体成型。

なので、汚れが付きにくいのです。

トイレの手洗器も進化しています。

安易に決めるのではなく、じっくり選んで、お好みに合う最適なものをチョイスされることをお勧めいたします。

「うちのトイレに付けられる手洗いは？」

とお悩みになられたら、ぜひ、水道修理受付センターにご連絡ください。

親切・丁寧に対応させていただきます。